雑記
チェンマイに関すること以外にも、タイや他の国々のこと、想い出等々を思いつくままに綴っていきます。
まぶたの文字で告白(2024年5月30日)

カテゴリ:タイ映画
時期:1982年の作品
場所:タイ
1982年のタイ映画「Madame Yeehoob」(มาดามยี่หุบ)のシーンです。この方法、面白くて気に入りました。
一目ぼれした男性の弟(オカマ)は彼女にやさしく、化粧の際に右のまぶたに「รัก」、左のまぶたに「คุณ」と書いてくれます。彼女は彼の前で目をつぶり、「รัก คุณ」(あなたを愛してる」と書かれたまぶたを彼に見せます。でも彼の反応はなし(笑)
全体のストーリーとしては、外務省の若いエリート男性が父親同士が決めた相手と結婚させられそうになります。相手は農村の田舎娘で彼は嫌がりますが、彼女は彼に一目ぼれします。彼女は家政婦同様の扱いで家に入ります。彼の母親や妹からいじめられますが、彼の弟(オカマ)は彼女にやさしくしてくれます。彼の母親が彼と結婚させたがっている上流階級の女性が殺し屋を雇って彼女を暗殺させようとし(失敗)、彼女はイギリスに行きます。その後、彼は駐英タイ大使としてイギリスに赴任し、赴任パーティで彼女と再会して結ばれます。
私も憧れの方にまぶたでメッセージを送ってみたいと思うのですが、おそらく彼女もまぶたに「ออก」と「ไป」を書き、「(タイから)出ていけ!」と追い出されるはずです。
最近の雑記

2024年5月28日
タイのレズ映画
(日本語字幕付き)
昨年(2023年)にYouTubeで公開のタイのレズビアン映画「Lucky My Love」(รักนี้มากับดวง)には日本語字幕も付きます(英語か日本語かを選択する操作が必要です)。機械翻訳ではないものの、雰囲気には合っていなかったり、人名をローマ字表記、ボス(上司)を英語表記にしたりとおかしな部分もあります。
男性の上司に憧れる女性が新しく来た女性の上司にも、という設定です。タイのレズビアン映画というと軽くキスをする程度のソフトなものが多いのですが、この映画の冒頭は「おっと、いきなりか!」というものです。後はソフトなのですが。
無料視聴はこちら(1時間20分)

2024年5月26日
メナムの残照2(続編)
「メナムの残照」(Koo Gum、คู่กรรม)はタイのトムヤンティ(Thommayanti、ทมยันตี)さんの小説で、 日本語版も出版されています。4回の映画化(1973年、1988年、1995年、2013年、日本では1988年版と2013年版を映画祭で上映)と6回のTVドラマ化(1970年、1972年、1978年、1990年、2004年、2013年)をされています。日本軍の小堀大尉とタイ人のアンスマリンのラブストーリーです。日本軍を憎むアンスマリンが憎しみと愛情のはざまで、半ば強制的に小堀と結婚させられる物語です。ラストでは小堀が空襲で瀕死の重傷を負い、妊娠中のアンスマリンから初めて愛していると言われながら亡くなります。
「メナムの残照2」(Koo Gum2、คู่กรรม 2)はその続編の小説で、日本語版は出版されていないようです(反日色が強いから?)。主人公は小堀とアンスマリンの息子の陽一です。あまり人気は出なかったようで、映画化が1回(1996年)、TVドラマが1回(2004年)のみです。基本的なストーリーは映画版とTVドラマ版は同じなのですが、映画版はラブストーリー性はかなり低く、TVドラマ版はラブストーリー性が高くなっています。何より異なるのはラストです。映画版ではラストで陽一が亡くなり、アンスマリンに看取られます。TVドラマでは逆にアンスマリンが病気で亡くなり、陽一が看取ります(原作の小説はこちらのパターン、視聴後すぐにタイの電子書籍版を購入して確認済)。ストーリー的にはTV版の方がよいと思うのですが、約8時間のドラマなのでダラダラ感はいがめません。この内容での映画版ができるといいですね。
1996年の映画版
冒頭は前作のラスト・シーン(今回のキャストでリメイク)で、アンスマリンが瀕死の小堀を看取ります。
主人公となる小堀とアンスマリンの息子のヨー(陽一)が生まれます。子供のころに父の日本刀で遊び足を切り、瀕死の重傷を負いますが、一命をとりとめます。
大人になり、タマサート大学の教員となり、日本製品の不買運動で学生を指揮します。彼に想いを寄せる学生デモのリーダーの女子学生サラワニーがヨーは小堀の息子だと知り、非難されます。デモの学生たちからも小堀の息子だろう!と言われ、学生デモから身を引きます。
デモは日本製品不買運動から民主化運動へと様変わりし、1973年10月14日の「血の日曜日事件」となります。ヨーは警察の突入で腕を撃たれたサラワニーを助けようとして何発も撃たれます。構内で治療を受けますが、サラワニーと駆けつけたアンスマリンに看取られて亡くなります。
2004年のTVドラマ編
冒頭は空襲と原爆のキノコ雲で始まりますが、小堀は出てきません。
主人公となる小堀とアンスマリンの息子のグリン(陽一)がタマサート大学の教員となり、日本製品の不買運動で学生を指揮します。アメリカに彼氏がいる年上の女性教員チタパーは彼に想いを寄せていて、彼の家にも来ます。
彼に想いを寄せる学生デモのリーダーの女子学生サラワニーはチタパーに嫉妬しています。サラワニーがグリン(陽一)が小堀の息子だと知り、以後は辛く当たりますが、アンスマリンに会ってからはよく彼の家に来るようになります。
グリン(陽一)はデモの学生たちからは袋たたきにされ、サラワニーに助けられ、学生デモから身を引きます。
デモは日本製品不買運動から民主化運動へと様変わりし、1973年10月14日の「血の日曜日事件」となります。グリン(陽一)は警察の突入で肩を撃たれ、またサラワニーに助けられ、キス寸前までいきます。
グリン(陽一)に想いを寄せるチタパーは彼氏がいるアメリカに向けて出国します。
病気で何度も倒れていたアンスマリンが亡くなり(彼女の夢の中で小堀が迎えに来ます)、グリン(陽一)とサラワニーが看取ります。
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2024年5月25日
パキスタン米を購入
先日、行きつけの四川料理店に行った際に駅の反対側で新しいハラール食材店を発見しました。バスマティ米(インド産、パキスタン産)やタイ米も売られていました。パキスタン産のバスマティ米を試しに2キロ購入しました。バスティマ米を購入するのはチェンマイのインド食材店(アメリカ領事館の近く)以来です。
昨日、パキスタン米3合を4合分の水で炊き(長粒米モードの炊飯器を使用)、ふんわりパラパラに炊きあがりました。やはりインドのマスマティ米と同様で、タイ米より更に細長く粘り気も少ないです。香りはタイの香り米よりは弱いです。
四川からの輸入物のレトルト調味料「陳麻婆豆腐」と島豆腐で激辛麻婆豆腐を作り、パキスタン米にかけていただきました。普段はタイ米なのですが、パキスタン米の方が合います。
今後、カレーやユッケジャンなどにもパキスタン米を使うつもりです。楽しみです!